ストレリチア秘話No.436 ストレリチア開花の境目
夏の暑さが過ぎて涼しくなった秋はストレリチアの開花は順調に進行していました。ところが11月下旬辺りからバッタリと停まってしまいます。待てど暮らせど、なかなか咲いてくれないのです。実は、少しは進行しているのですが、その落...
夏の暑さが過ぎて涼しくなった秋はストレリチアの開花は順調に進行していました。ところが11月下旬辺りからバッタリと停まってしまいます。待てど暮らせど、なかなか咲いてくれないのです。実は、少しは進行しているのですが、その落...
前章、No.432ではストレリチアが浴びる光線について述べたのですが、今度はストレリチアを取り巻く大気についてです。一口にいってストレリチアの自生地、南アフリカの大気は、我が国、日本よりは、よほど乾燥しています。ストレリ...
ストレリチアは自生地を離れて世界各地に広まってきています。自生地そっくりの気象条件の所は殆どありませんから、それぞれの地域が、それなりの補いをつけなければなりません。水の不足に悩まされる土地が多いのですが、我が国では、そ...
ストレリチアの一年は大きく二つに分かれます。一は夏を中心とする成長期で、二は冬の休止期です。ストレリチアは休眠しませんので、完全に活動を停止することはなく、僅かな活動で春を待ちます。亜熱帯では生長期間が長くなりますから...
ストレリチアは丈夫な植物ですから、被害を受けることは多くはありませんが、それでも生物である以上、少しばかりの障害は避けられません。体が丈夫に出来ていますから物理的な被害は少ないのですが、病原菌や害虫の害はないこともあり...
生きるか、死ぬかの狭間これは相当にハイレベルな事柄ですから、上級者向け、といってよいでしょう。 ストレリチアの栽培では、一番、気を使うのが寒さ対策です。ストレリチアを0°C以下の低温にさらしてしまっては元も子もなくな...
近頃の燃料費の高騰の時代にはそぐわなくなってしまったテーマですが、ストレリチアでも栽培温度を上げれば、生長を早めることが出来るという話題です。 ストレリチアもレギーネを例にとると、普通の温度では、播種から5~6年で開花...
前章にてストレリチアといえども弱い部分がある、と述べましたが、今回は、その続きです。ストレリチアの成株は強いのですが、子供の頃、生まれたての幼い頃は弱く、細心の注意が必要です。 まず温度。ストレリチアの成株は0°Cま...
2023年2月、10年ぶりの寒さで、前年、発芽したストレリチア実生苗約600本が、寒さ除けをしたにも拘わらず、凍って枯れてしまいました。それでも、約10本が生き残ってくれたのです。これを見て育種家は、あらぬ望みをいだい...
2023 年の冬は「10年ぶりの寒さ」と天気予報が伝えていました。人は家の中にいるのですから、少々、寒いかな、程度で過ぎたのに、植物は、まともに被害を受けました。家の軒下に置いてあったストレリチアの花芽が凍ってしまった...