ストレリチア秘話No.830 ストレリチアを総合的に捉えたい「文化としての趣味に」
「ストレリチア秘話」のフォロワーが1500人を越えたのを感謝しています。私は長い間、園芸上の記事が栽培技術だけに終わっていることに疑問を感じていました。植物を相手にするのに、どうしたら成功するかについて栽培技術が重点と...
「ストレリチア秘話」のフォロワーが1500人を越えたのを感謝しています。私は長い間、園芸上の記事が栽培技術だけに終わっていることに疑問を感じていました。植物を相手にするのに、どうしたら成功するかについて栽培技術が重点と...
ストレリチア栽培では温室のように雨を遮った施設以外では、夏は屋外に出した方が良い結果が得られます。利点は3つあります。1つは直射日光が受けられることで、もう1つは雨に合わせることができる点です。3つ目は風ですが、これは後...
夏はストレリチアの成長期です。毎日、大きく育っているはずなのですが、私には不満なのです。春、地植えから掘り上げて鉢植えにしたものの、古い葉はしおれたままで、一向に新芽と入れ変ってくれません。実生苗も育ってはいるのですが...
南アフリカには私の知る限りレギーネの黄色原種は数株在ります。ダーバン植物園の矮性種以外は皆、堂々とした優れた品種ばかりです。これらは皆、自然が生み出した突然変異に違いないのですが、その母体となったオレンジレギーネの数は...
私は数多くのストレリチアを育てていますが、その一鉢、一鉢が自分の作品だと考えています。 丁度、生け花やアレンジメントの作品のようにです。とはいえ、弟子入りして習ったわけではありません。作品に出会う機会あれば、できるだ...
日本人は昔から貧富の差なく花に親しんできました。これは世界の民族の中でも珍しい存在のようです。江戸時代にやってきたヨーロッパ人が驚きの目で、このことを書留めています。彼らの國では貴族だけの風習だったのですから。 南ア...
これは以前からか書きたい思っていたことです。私は、この「秘話』でストレリチアの栽培について、あれ、これ、書いています。それを読んだ読者は、わたしが優れた技術の持ち主のように受け取るかも知れませんが、本人は、そうは思って...
2024年冬、ジャンセアゴールド優秀花の一鉢に花芽が4本出ているのを見つけて驚きました。この品種は、今まで、これほどの花立ちの良さをみせてくれたことがなかったからです。 この品種はジャンセアゴールド作出交配の第一号で...
ストレリチアは南アフリカでは国花ですから、この花に対して国民は敬意を持って接しています。数多く見かけるからとて、馴れて、評価が低いことなどありません。ところが、私の住んでいる房総半島南部の一部では、ストレリチアの評価は...
ストレリチアも生物ですから冬でも夏でも一年中活動しています。生きています。だから相手をする私だって一年を通して歓心を失わないようにするのが当事者として当然なことなのですが、実は、社会の人々は、どうも、そのような反応では...