今まで述べてきたのは集団全体の姿であって、もっと、詳しく立ち入ってみると、もう少し小さな集団もあり、最終的には独立した個体にいたるまでの個性的な変化まであります。
小集団の変異の傾向 小葉系が多く出現しますジャンセアは巾広い変異があります。
1, 葉が全然ない典型的な系統
2,小さな葉が残った小葉系 5mm~10mm
3, パーヴィリアと呼んだ方が適切な葉15mm~30mm
これ以上、いつの間にか大きくなるとレギーネになってしまいます。このように巾広い変異があるので、どれを指すのか判定に困る事が起きます。また、それにつれて人の好みも出てきますから多少の混乱はやむを得ません。最終的に手にするのは個体ですから、個性の極致となります。未だ、命名された品種は少ないのですが、優秀品種の出現率が良いので、これから多くなることでしょう。
葉の大小とは別に、株の姿型の高低もあります。
A, 高性
B, 中性
C, 矮性、極矮性
とあります。この他、花の品質の差も出てきます。このように変異が拡がると賑やか過ぎて困ることになりそうです。それにしても以上は同系列のジャンセアゴールド同士の交配ですから、まだしも分かりが良いのですが、現在、進行中の母株をゴールド クレストにした交配は、いったい、どんな子が生まれれてくるやら見当も付きません。
