ストレリチア秘話No.509 ジャンセアゴールドが生まれるまでその1
現代、ストレリチアの最新の系統といえば「ジャンセアゴールド」でしょう。でも、いきなり、生まれ出たわけではありません。それは、長いとまではいえないまでも、ストレリチアが辿ってきた道の延長線の上にあるのです。 1, 初期の頃...
現代、ストレリチアの最新の系統といえば「ジャンセアゴールド」でしょう。でも、いきなり、生まれ出たわけではありません。それは、長いとまではいえないまでも、ストレリチアが辿ってきた道の延長線の上にあるのです。 1, 初期の頃...
「ストレリチア秘語 500号」を記念して、ストレリチアの基本的な事柄を取り上げてみたいと思います。 「生物は、独立した存在ではなく、その生まれ、育った環境に大きな影響を受けている。いや、環境とは切り離せない、環境、その...
自然ではストレリチアが移動することは、先ず、ありません。種子は別です。ところが、人の世界では頻繁に起きます。でも、生きている植物が移動するのですから、それなりの配慮が必要です。車で運ぶ場合は何の問題もありません。側には生...
前章では、違いを移住の歴史から見ましたが、実は、詳しく見ると、この両者、遺伝に少し違いがあるのです。最初に住み着いたのがユイテンハーグで、次に一部分がブラックヒルに移住したのであろう、というのが私の見解ですが、そのまま...
私はストレリチアの中でもジャンセアが一番好きです。それは、どの種よりも変わった、独特の形質を持っているからです。それなのに情報量がわずかしかありません。だから、ジャンセアに関する情報なら、なんでも知りたいのです。例え、そ...
また、前章の続きです。出来の悪い人工種よりは原種の方がまだ、ましだ、と述べましたが、やはり、説明が必要のようです。実は、これ、底辺レベルの話であって、理想的なストレリチアを求める人に向けたことではありません。 原生の...
ストレリチア研究者とは、全く、ご苦労様なことまで首を突っ込みます。今、私が関心を持っているのはジャンセア ゴールド系に多い、の先端が赤くなることです。 生みの親、「パーヴィフォリア セットラーズパーク」のが赤く色づい...
ストレリチアの花の美しさは苞によって決まる、といっても過言ではないでしょう。花弁(正確には萼片)には殆ど差はありませんから、苞の違いだけが目立つのです。大きく分けると基本の型は多くありません。ただ、その広がりの変化が無...
花の中には長い歴史を誇るものも少なくありませんが、ストレリチアは大航海時代の後に文明世界に知られるようになったもので、わりと新しい方に属します。それだけに大きな出来事は大してありませんが、その歴史の流れを彩る波のいくつ...
TVの中南米諸国の紹介番組を見ていますと、ヨットハーバーに豪華なヨットがずらりと並んだ風景が、よく出てきます。よく見ると、それぞれの船尾に名前が書かれています。驚くのは、レックス(王)、または、レギーネ(女王)と名付け...