ストレリチア秘話No.639 ストレリチアの育て方は株の大きさによって変わります

 ストレリチアの育て方の説明が、よくおこなわれますが、正確に述べますと、実は株の大きさの株に合わせています。ところが私の栽培場では、種子を描いたばかりの小苗から、中苗、開花株によって違いがあるのです。

 一般的には、普通の人々が多く持っている一人前に育った状態や、また、露地栽培の特大株に至るまでのあらゆる大きさを扱っていると、それぞれに、違いがあるのです。一番の差は小苗と大株でしょう。片や小苗は、ひ弱で面倒を見なければならいのに対し、大株は丈夫で手荒い扱いにも耐えてくれます。同じに扱ってはならないのです。

 特に小苗は、これでも同じストレリチアかと思う位弱いのです。先ず、寒さには耐えられませんから保温してやらねばなりません。乾きすぎにも弱いので水やりは、ほどほどにしなくてはなりません。意外なのは強い肥料には耐えられませんから、少量ずつ、回数を多くしなければなりません。日光に対しては半日陰が理想ですが、、そこまでやる必要は無く、直射日光に当てても次第に慣れてくれます。その点、開花株は丈夫ですから放置状態でも耐えてくれます。

 これほどの違いがあるのですが、普通の人々は小苗を扱うことはありませんから、こんなことは知らなくても何ら差し支えありません。そんなことまでする人も居るんだなあぐらいで済んでしまいます。ストレリチアの中でも葉の無いジャンセアは特に気楽な扱いで平気です。