ストレリチア秘話No990 初秋の成株は完成した姿を表わします

 初秋は、若い苗が旺盛な生育ぶりを見せてくれるのに対し、成株は夏の間の生長を終えて成塾した姿となるのが違います。大きく育ったのを強調するのではなくて、円満に完成した姿をみせてくれるのです。この季節は、年齢によって表現の仕方が違うようです。成株は、この完成したすがたで春までの半年を過ごします。栽培家は、今までの生長途中の過程から出来上がった形を相手にすることになるのです。結果として面倒のみかたも少しは変ります。もう、生長のための養、水分は要りません。ほどほどで十分なのです。

 初秋は季節の変わり目なのですから、見た目が変るのは扱いも違ってくる、ということです。花の季節のような賑やかさはありませんが、静かな、落ち着いたたたずまいをたのしめばよいのです。