ストレリチアと付き合う上での最大の難点は生育に年数ががかかることです。これを、どうくぐり抜けるかが成否の鍵でしょう。方法は人によって様々ですが、私なりの流儀を紹介しましょう。これがいいか、悪いかは私にも分りません。でも曲がりなりにもやって来れたのですから、満更、間違ってもいないのでしょう。
私には出来ませんが、一番、やりやすいのは、「そんなに時間がかかるなら、そちらはそちらでお遣りください。わたしも適当にやります」と距離を置いた付き合い方です。でも、これは、お薦めできません。
「ストレリチアにとって一番、困るのは、存在を忘れられてしまうことです」これはもう、放置であって栽培ではありません。このタイプの人はなりやすいのです。人は困ることはないでしょうが、喜びもありません。
では、私の場合ですが、セッカチですから、何もしないで待つことはできません。何かをやっていなければ気がすまないのです。そこで、生長が遅いなら、早める方法はないものかと探し始めます。あれこれ試すのですが、そんな手軽なことがあるわけがありません。そこで生長したを想定して準備を始めます。材料を揃えたり、環境も整えます。どんな鉢が似合うだろうか鉢探しにも出かけます。これが意外と楽しいのです。何しろ理想を追いかけているのですから。それに、少しは勉強してくわしくならなければ、と学習にも力が入ります。
ところが、こちらは簡単なことではありませんが時間は十分にあるのです。
このようにして時が過ぎていく内に、やがてストレリチアも育ってきます。そこで驚くのです。資材は揃い、環境は十分、人の方も学習が身について実力もある状態になっていたのです。
確かに時間は掛かります。それは人の力の及ぶ事ではありませんから、ままなりませんが、掛かる時間は使い様があるのです。

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