ストレリチアも時代によって在庫の量に違いが出てきます。私のところでは、ここへ来て、オレンジ系レギーネオレンジ プリンスの優秀品種が少なくなって希少な存在となってきました。これは考えもしなかった現象です。
オレンジ プリンスは苗は大量に生産しましたが、手には優秀品種を僅かに残しただけだったのです。黄色種全盛の時代でしたから、それ以上の栽培はしてこなかったのです。
また、オレンジ系は昔のストレリチアそのままで、育ちももよく、大量栽培にはむいていなかったのです。それでもオレンジ花を望むお客さんは少ないながら絶えませんので、少しずつなくなってきたのです。オレンジ系は、切り花にも、趣味にも全国的にも数多く残ってはいるものの、普通品が大部分で、優秀花は少ないのです。ストレリチアと言えども、時代の流れによって変化があるのです。昔ながらの丈夫な姿で、しかも花は優れていて、現代のトップクラスと来ては人気があるのは当然に思えます。
つい最近、いままで隠れたような存在だったオレンジプリンス矮性種★★★★★星を掘り上げ、鉢植えとしました。もう一残っていますので、これも同様になるでしょう。
古くからの栽培場には、色々と宝物が隠れているようです。
