ストレリチア秘話No.711 トップレベルの話これから注目されそうなストレリチア

 これは、進行中というよりは、未だ、動き出したばかりで一般化するかどうかは、分りませんから、世間話といってもよいでしょう。

 ストレリチア開花期は半年以上ありますが、主力は寒い冬でした。春から初夏へかけての遅咲きは、付け足しのような存在で、まだあったのか位の扱いに過ぎなかったのです。それは確かな品種がなく、貧弱な残り物、程度の花が多かったからでしょう。

 ところが、最近になって、目を見張るような展開が出てきました。しっかりした遅咲き種が現れてきたのです。それはジャンセアゴールドです。ジャンセアですから、主力は無葉系ですが、小葉系も多く出て、どちらかというと、こちらの方が多いくらいで、花も鮮やかなものが多いのです。花は、やや、小さめが多いのですが、葉も巾が1~3cm、中にはもっと大きく、パービフォリアと呼べるものまでの広がりがあります。

 未だ、一部の人にしか知られていませんが、やがては高い評価を受けることは間違いないでしょう。新しい時代を開く品種です。