ストレリチア秘話No.929 ストレリチア栽培で思うようにいかないこと

 ストレリチア栽培は思うように進まないのが普通ですが、その中でも、花芽が出てくれない悩みがもっとも大きな問題でしょう。8月も中旬を過ぎると、花芽が次々と顔をのぞかせ始めます。面白いのは、その出方が少々、変っているのです。普通の栽培では、毎日、にらめっこの果てに、ようやく成就するのが普通なのですが、花芽に限っては、いきなり出てしまい、後になって気がつくことが多いのです。きっと出るのが早いから、見つけるのが遅れてしまうからでしょう。

いえいえ、それだけではなさそうです。この株からは花が出そう、だとか、いや、むりだろうな、などと、予想を付けることが難しく、期待するわけにはいかない事情の中で、思わぬ出来事が生じるからかも知れません。その株が花芽を出してくれるか、どうかを判定することは難しいのです。何しろ、花芽が出るのは6月から12月まで半年もあり、その中で、いつ出てくるのか分るはずがありません。

 そんな状況の中で、出そうなのに出なかったり、全然、期待していなかったのに突然、出てきたり、が起きるのです。しかも、私の所のように花立ち良好の寄せ集めもあれば、花立ちの悪いものを抱えていて、花を期待することが困難なところもあり、条件は一様ではありません。

 つまり、この問題は簡単にコントロールすることは難しいのです。せめてもの希望は、花立ち極上の株を手に入れ、それにお任せするのが間違いないのですが、でも、何だか情けないような気もします。