秋はストレリチアの充実期です。そこで驚く程の育った結果を見て、毎日、続けてきたことの良否を判定するのです。やっていたときは反応してくれませんでしたが、何ヶ月後になって、ようやく、その姿となって表われてくるのです。
私は、この「秘話」で今まで何回も栽培技術について書いています。読者の皆さんは、いくら、その通りやってみても結果が出ないことを不思議に思っていたのではないでしょうか。ストレリチアは、直ぐには反応しません。でも、何ヶ月後には表わしてくれるのです。
そこが普通の仕事と違う所なのではないでしょうか。
一年草なら敏感に反応したはずでが、多年草のストレリチアは決定に時間がかかるのです。その表われが数ヶ月後になってしまうということなのでしょうか。動物と植物の違いもあります。動物なら大脳があり、指令を伝える神経網もあります。ところが、植物には、それらしきものはないのに、同じような行動をします。どうも大脳の代わりに、全体を構成している部分が寄り集まって決定するデモクラシーのような仕組みなのではないかと思われるのです。
(でも、動物であっても、高度な技術や知識の習得には、それなりの修行が必要になりますら必ずしも単純ではりませんが)
植物は簡単に決定して行動に移せないので時間がかかってしまうのではないでしょうか。
動物の飼育と植物の栽培とは少々、違うように思えるのです。世の中には、ストレリチアは何をやっても反応しないからと投げ出してしまう人も居るようです。それでは一人前とはいえないでしょう。やはり、ストレリチアとは、どんな植物なのかを知らなければなりません。
今の私は、思う通りに育ってくれたストレリチアを見て満足しています。
