ストレリチアは小苗から中株、開花見込み株までは、植物体を大きく育てるのが第一目標ですから、肥料(特に窒素分)を最も多く必要とします。開花の段階に達すれば、もう、充実期ですから、それ以上、大きくなる必要はありませんから、チッソ、カリ分は最低必要量で十分、あとは花のためのリン酸分が少量で間に合いますから、大した問題ではなくなります。それなのに、このレベルの株を持つ人が施肥に関心を寄せるのは見当違いというものです。一番、施肥が少なくて済むのが地植え株でしょう。こちらは鉢植えと違って根が伸び放題ですから、どこからでも肥料分は吸収できます。チッソ肥料に気を配るのは苗を養成している人だけで、一般の人には大した問題ではありません。せいぜい、リン酸分に関心を持つのはいいことですが、これも品種によって反応が違いますから、必ず気を配る問題ではなさそうです。苞の赤い色の発色に関係がありますから。気になる人はリン酸肥料に配慮するのはいいことですが、ほんの少量でいいのです。
ストレリチアの正しい情報が伝わらないために、間違った栽培をよく見かけます。その一つに、開花株には多くの肥料は必要がなくなっているのに、相変わらず惰性で肥料を大量に施していることです。結果として葉が繁りすぎて困る状態を引き起こしています。施肥が花立ちにまで影響すると誤解しているらしいのです。肥料の働きを知り、必要量までをわきまえるのは栽培の不可欠な条件だと思うのですけれど、残念に思っています。
