実生苗は生まれたばかりの頃は、みな似たような姿で区別がつきませんが、3年を越える頃になりますと、そろそろ、個性の差が現れ始めます。ジャンセア交配なのに、まだレギーネのような大きな葉をつけているのもあれば、早くも葉が小さくなり、ジャンセア本来の姿を見せ始めた苗まであり、様々に分れてきます。では、この頃に一生の形が決まるかと言えば、そう簡単ではないのです。早々と自分の将来の姿を見せ始めるのもあれば、5年以上もかけなければ、本来の姿を表わさない苗もあるのです。レギーネ、そのもののような葉の形なので、それで決まり、かと思っていたら、2、3年後、気がついたらジャンセアの葉姿に変っていた、などは珍しいことではありません。
ジャンセアやパーヴィフォリアは年々、葉が小さくなり、最終決定は10数年後にまで引き延ばされます。こんなわけですから、私の書く品種の姿は2種類あると見た方が正確です。
Aは、年数を経て固定したものBは、若い株で、その時の状況は、未だ決定ではなく、まだ変化の可能性もあるものに分れます。とはいっても、ガラリと変わるような大きな違いではありませんから、余り、気にしない、のも一つの方法です。
