ストレリチアについて、ああだ、こうだと追求していくと、結局、最後に辿り着くのは遺伝子の働き、になってしまいます。いいも、悪いも、をれば遺伝子の働きなのです。
こうまで言ってしまうと、身も蓋もなくなってしまいますが仕方ありません。
花の良し、悪しも、育ちが、早いも、遅いも、病害虫への抵抗力も、すべて技術上の手当で済まそうとするのが普通なのですが、究極のところ、解決の根本は遺伝の改良に追いつきます。私の仕事はストレリチアの育種が中心ですが、言葉を換えれば、遺伝の改造で処理しようとしているのです。
余り、夢のないような話になってしまいましたが、学術上からみるとこうなります、ということであって、実際に表われるのは、目に見える現実の形ですから、大騒ぎするほどのことではありません。研究者というのは、こんなご苦労様な存在だと説明してみたのです。
