前章のつづきです。ストレリチアの特質はわかりました。では、どうしたらよいでしょうか、やりかたは色々、あるでしょうが、一つの例をあげてみましょう。ストレリチアの特質は長生きで成長がゆっくりしていることですが、それに流され過ぎないようにすることです。なぜなら、私達、人間の方が断然、寿命が短いのですから、それに合せなければならないんです。
切り花栽培を例にあげてみましょう、勿論、趣味栽培でも同じなのですが、こちらは地植えなので傾向が強く出るからです。ストレリチアは一度、植えますと、一世代、数十年は栽皆が続きます。これが問題の元になるのです。最初は困難なこともあるでしょうが、その後、楽に続けられることは有り難いことです。だからといって、それによりかかってばかりでは、やがて、付けを払わされる日がやってきます。一つの仕事が長くつづけられるのは世の流れが許してくれません。植えた品種も気がつけば時代遅れになっているのは当然です。
そうならないための活動をしなければなりません。そこで、
A, 圃場の整備は不可欠です。
植えた苗は生物ですから、望ましくない物も混じっています。早々と抜き去るのは、育種家からみれば当然の作業ですが、不思議なことに、やっているのを見たことがありません。如何に手抜き栽培をしているかの証拠です。これでは効率低下は避けられません。
B, 新品種に気を配ること
最初に植えた苗は年々、古くなっていきます。全面的に更新するのは簡単には出来ませんが、少量を年々、追加すべきです。でも、これがやれているのを聞いたことがありません。これでは遅れてしまうのは当たり前です。
世界的に技術の進歩には目を見張ります。園芸の分野だって同じです。ストレリチアだけが旧態依然であることが許されるはずがありません。
