ストレリチア秘話No.1005 生育環境の乾燥化への対応は ジャンセアとサンゴアロエやマルーラでは違うのです

 前章にてレギーネとジャンセアの違いを述べましたが、こんなことが起きたのはストレリチアの自生地が引き起こした乾燥化に耐えるための構造上の進化が原因だろうと思います。

 元々、レギーネも地域の乾燥化の結果、生まれた種だろうと思うのですが。それに輪を掛けたような酷い乾燥がやてきたらしいのです。さすがのレギーネも、またまたの対応を迫られたのです。そこで、我慢できる場所は別として、特別な乾燥地には新たな適応種を誕生させることにしたのでしょう。それがパーヴィフォリアやジャンセアであったわけです。こんな誕生の原因のために、ジャンセアは乾燥に対して実に手際よく対応してくれます。これが育てやすい原因となっているのです。ところが、面白い、と言うか、不思議といおうか、水やりが多いことをよろこぶ傾向があることです。年間を通してではありませんが、夏の成長期には水が多い方が断然、育ちが良いのです。寒い季節は控えた方が良いのは勿論ですが。

 ここが、他の多肉植物と違うところです。ユイテンハーグで一緒に自生しているサンゴアロエも同時に育てていますが、こちらは夏でも水が多いのを喜びません。ジャンセアだけの特徴らしいのです。私の所ではストレリチア優先ですから、サンゴ アロエの方は育ちが良くありません。近頃はまた、別の植物 マルーラもテストしています。これがまた変わっているのです。ストレリチアと同じ乾燥地帯の出身なのに、苗は温帯産の植物並に水を要求するのです。夏は毎日、水やりをしないと枯れてしまいます。自生地にそんな大量の雨が降るはずがないのにです。どうやら、この植物は異常気象が続かないと殖えることが出来ないらしいのです。

 同じ気象の地を故郷としていても、こんなにも対応の仕方が違うのか、と呆れています。

 だから、植物栽培一筋縄ではいかないのです。