ストレリチアであっても、レギーネとジャンセアは、これでも同じストレリチアだろうかと不思議に思うほどの違いがあります。葉のある、なしです。澱粉工場のある、なしは、生きてゆくための仕組みですから大変なことなんです。
ストレリチアといっても、レギーネか扱った事しかない人にとっては理解できないことでしょう。葉のあるレギーネは、ゆったりとした気分で生きられるのに、ジャンセアは必死にがんばって光合成しなければ生きられないのです。私がジャンセアを好きなのは、この必死さが姿に現われ、それが強い、丈夫さとなり、扱うのが楽だからです。
この気楽さを一度、味わってしまったら、もう、誰もが好きになってしまうはずです。株分けしても、その痛みが外に現われません。普通、その被害は葉に現われるのですが、その葉がないのです。水やりを少しぐらい忘れたからとてビクともしません。こんなに楽に扱える植物に始めて出会った、ところが、誰もが喜ぶのです。
でも、喜んでばかりいられません。育ちがストレリチアの中で最高に遅いのです。何事にも時間が掛かるのです。これは、行動の結果からいえば当然のことですから仕方ありません。
このことからいえるのは、この植物は、若者よりは年配者向きではないかと思われるほどです。でも、そうと決ったわけではありません。そんな気がするだけです。
