ストレリチア秘話No.1018 ストレリチア 秋の花の特徴

 ストレリチアは季節によって特徴が変わると書いてきましたが、これは花にもあてはまります。最も早いのは8月半ばから咲き始めますが、この早咲きは高温のために生育が早く、充実が間に合わないのでしょう、形はともかく、色が不足気味なのです。葉緑素が多いために緑が多く、赤が少ない傾向があります。花弁より苞が影響を受けやすいようです。

 特に首の赤い色はきれいに出ないのです。

 10月、11月と寒さが近づくにつれ、本来の色に戻りますが、完璧な花になるのは、12月から3月の寒い季節です。それでも3月過ぎの春の花は養分不足で弱さが見えるようになってしまいます。

 ストレリチアの花は、このように季節のよって違いがありますから、季節外れに名品を使おうとすると探すのに苦労します。

 花は切り前(切りどき)が大切で、これに、その人の素養が表われます。ストレリチアは二輪開花が原則ですが、暖かい季節は一輪開花でもよいでしょう。目的によって使い分けることもあります。賑やかを演出するなら2輪、すっきりした感じなら1輪の使い分けです。でも3輪開花は要注意です。最初の1輪目が疲れてきているからです。