ストレリチア秘話No.1113 ストレリチアの名品とは出会うだけでも遠い道のりなのです

 前章にて私が産みだした子供達をみかけることを書きました。でも、間違わないで下さい。

 彼等は中以下のレベルであって、私の交配の目的からみれば、やっと、その水準に返いという程度なのです。本来の私の規準に達した優秀品種は、通りがかかりの人の目にふれるような所には置かれていません。ベランダや庭園で、関係者だけが観ることが出来る品になっているのです。名品とは、入手出来るか、どうかは最終段階のことであって、最初の出会いで、観ることが出来るかどうかが、まず難関なのです。

「どうぞ、どうぞ、みてらっしゃい」との呼び込みの話といっしょにはなりません。

 まず、どこに、どんな名品があるかを知ることから始まります。国宝級の美術品のように一般公開はしないで秘匿されているほどの困難さはないでしょうが、どこへゆけばよいのか分からないでは動けません。また情報は正確さが求められますから、ストレリチアの世界の勉強をしないことには何もできません。

 辿り着くだけでも大変なのです。この後は、ここでは深入りしないことにします。