ストレリチア秘話No.1112 ストレリチアの花の違いが出る部分

 前章にてストレリチアの産みの親は我が子を簡単に識別できると書きましたが、それを具体的に説明してみましょう。それは決して曖味な感じで判定しているのではありません。

 或る特定な部分を見分けているのです。

 ストレリチアでは、花弁や萼ではオレンジか黄色の違いしかありません。変化が現れるのはなのです。従って、改良は、ここに集中します。私が目指したのはを紫紅色に染め上げることと、それが表われる場所の首の部分を長くすることにありました。これがいままでの系統と決定的に差が付いたことだったのです。私が改良を加えた品種は、ここを見れば一目で分かります。少しも難しいことではなかったのです。とはいっても、改良は、その部分だけに留まっているわけではありません。花立ちをを良くしたり、見栄えをよくするために花茎を長くするなど、さまざなな要素に分れますが、通りがかりの観察では花を見るだけで十分だったのです。