世の評価が低いにも拘わらず、その花に、私のようにのめり込んでしまう人物が現われるのは、いったい、どんなわけがあるのでしょうか。今まで無視されていた植物がスターにのしあがるのは、それに献身した人物がいたからだ、とのエピソードも少なくありません。今まで平凡と見られれていた花を、その人はどう受止めたのでしょうか。これは私の推定に過ぎませんが、その事情を探ってみましょう。
一般の人には、その花の表面しか見えていないのに、特殊な人には、もっと奥が、或いは未来の姿まで見えないまでも想像出来てしまうのではないでしょうか。現実のままでは月並みであっても、その人が特別なイメージに出合ってしまった、と解釈してみたらどうでしょうか。つまり、最初の花は土台であって本命は、まだ先にある、と言った方が正確なようです。
こんなわけですから、本人だってハッキリした姿を捉えているわけではありません。イメージでしかないのですから、次に現われるのは結果を見るまでは予想でしかありません。これが最高に楽しいのです。こんな人物だからこそ参入出来る世界なのです。
世に花は数多くあります。その中でも、このような人物が加わって開拓してくれる花は幸せといえるでしょう。
