人類が農業を始めた最初のころから既に作物や家畜の選抜を行ってきました。いってみれば当然の行為です。生物は自分のために生きているのであって、人間のためではありません。その後、人に有利な形質へと改良を続けてきたのですが、それでも完全ではありません。
中には目的にそぐわない個体も出てきますから、発見する度に処分します。飼育や栽培では常識の行動です。
それなのにストレリチア栽培では、選抜、陶汰を行っている例が非情に少ないのです。これが効率を下げ、前進を妨げ原因になっています。なぜ、なのか私には理解出来ません。まさが、ストレリチアは強力で人の手が及ばないなどのことはないでしょう。ことによると、性能の悪い株を発見しても、何らかの都合があったんだろう、次は良くなるに違いないとの誤解でしょうか。或いは仕入れが高価だったから抜いて捨てるなんて事はできない。との思いがさせているのでしょうか。とにかく、不思議な現象です。
とにかく、一度、手に入れると保守的になり、二度と別れたくないような気分になるのでしょうか。ストレリチアを扱った経験のない人には理解できないことがら、といえるかもしれません。この傾向がストレリチアの進歩を妨げいるのではないか、というのが私の推論です。

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