ストレリチア秘話No.1040 ストレリチアの優秀品種の評価にも色々あるのです

 ストレリチアの優秀品種と呼んでも、それぞれ、目的によって評価基準が違うのです。私のところのように交配、育種をしているところでは、交配親として使えるのは花が美しいだけではなく、優れた子供を産んでくれる才能をもっていないと困るのです。優秀品種といえども色々で、あらゆる面で優れた万能型もあれば、花は良くても、それを子孫に伝えられない編った才能の個体もあるのです。しかも、この性能は、やってみないと分りませんから、結果を見て判断するまで長い年月がかかります。

 その判断も簡単ではありません。生まれてくる子供達が平均して似たようなレベルが多いのもあれば、反対に、何時のまにかいいも悪いも散らばって現われるのもあります。育種家が望む優秀品を生み出すのもあれば、ほどほどの子しか生まないのもいます。その上、交配の相手次第で反応も変わりますから、育種家は無数ともいえる対象を相手にすることになってしまうのです。

まあ、こんなことを嘆いても始まりません。これを楽しむ心境でなければならないのです。