自宅の庭の隅を整理しました。鳥や風が運んで来た雑木や雑草を整理するためです。呆れるほど大きく育って下の植物に覆い被さっています。これでは、たまりませんから取り払うのです。植物にとって1番。大事なのは生きてゆくための養分をつくる光合成ですから、日の光を受けやすいように上へ伸び、横へ拡がろうとします。そこで必死の生存競争が繰り広げられるのです。
ところがストレリチアは他の植物と張り合って生きている様子はありません。水が楽に得られる土地には多くの植物が殺到して競争が激しくなります。その結果、背の高い木が最も高い位置で日光を遮ってしまいます。ストレリチアは、とても敵わないと、そんな競争には参加せず。そこで、もっと楽に日光を得られる土地を選んだのです。そこは、カラカラの乾燥地ですから普通の植物は生きてゆけません。そこでストレリチアは乾燥に耐えられるように進化したというわけです。同じように住み着いた多肉植物のアロエやユーホルビアは地上の葉に水を蓄えるようにしましたが、ストレリチアは地下にしたのです。この違いは、多肉植物が、丸々、乾燥条件に合せたのにストレリチアは大部分は乾燥に合せても、一部には昔からの生き方も残す二重戦略だろうとおもうのです、わたしはアロエも栽培していますが、水の要求度が違うので困っています。この二種は土の湿り気が続くのを嫌がって根腐れを起こし易いのですが、ストレリチアは、それほどではありません。同じ環境で育ったのに好みが違うのです。アロエを始めとする植物は、如何にも乾燥地帯らしい姿や生き方をしていますが、ストレリチアだけは温帯出身らしさを失っていないのです。このことが夏の高温時に表われるます。なぜ、そうなのかを知ることがストレリチア栽培の高度な技術なのです。
ストレリチアとは、不思議な植物なんだなあとつくづく思っています。
