ストレリチア秘話No.1061 ストレリチアの肥料耐性の基は根毛にあり

 ストレリチアは生長期間には大量の肥料が必要です。でも、それなのに人工の化成肥料は嫌うのです。雑誌の栽培記事に従って化学肥料を使うのは危険です。原因はすべて毛根がデリケートで反応が敏感だからなのです。科学肥料、そのものが悪いわけではないでしょうが、少しでも濃度が上がると、てきめんに障害を起こしてしまうのです。有機質肥料は濃度が上がり難く、長く利いてくれるので好適なのです。

 1番、手軽なのは菜種油カスです。ただし、チッソ分に偏るので成熟段階ではリン酸分の骨粉を加えれば理想です。リン酸肥料は効果を挙げるのが難しく、直ぐに吸収されない成分に変わってしまいます。そのために説明書を鵜呑みにするわけにはいきません。この点でも化学肥料より有機質の骨粉の方が安全です。

 ストレリチアには肥料なら多めにやっても平気だと安心するのは誤解で、それは有機質肥料の場合だけで、化成肥料でやれば大きな被害を起こします。ストレリチアが肥料に強そうに見えたのは相手が有機質だったからで、実は基に弱々しい毛根を抱えていたのです。