ストレリチア秘話No.1065 草姿の焦点が違う レギーネは葉ジャンセアは葉柄

 昔はストレリチアといえばレギーネで、見た目の中心は葉でした。その形、大きさ、中心の筋を彩る赤い色が目立っていたものです。(葉が若い間だけ、首に赤い優秀品種に多く現われる)それに引き換えジャンセアは、その目立つ葉がありません。代って役目を果たすのが葉柄です。葉がない分、長くなってはいるものの、この部分が全体を表現しなければならないことになります。同じストレリチアでも、姿が全然、替って見えるようになってしまったのです。赤い筋を見せたくても葉がないことには出来ません。代って葉柄が美しさを表現しなければならなくなってしまったのです。

 でも、先が細くなった葉柄の集団は、なかなかのものです。それにしても、全体が緑色だけですから、少し、不足がないわけではありません。これに花がついてくれば文句ないのですが、困ったことにジャンセアは花立ちが悪いものが多いときています。光合成の工場である葉がないためです。このためには特に花立ちの良さが大切な要素になってくるのです。レギーネを選ぶ時よりも慎重でなければなりません。ジャンセアの花立ちのよい系統は少ないですから、貴重なのです。入手が簡単などとは思わない方が無難でしょう。