ストレリチア秘話No.1066 ストレリチア の難しさは栽培以前から始まることです

 これは育種家からの助言です。ストレリチアの栽培がどうの、こうのは後の話であって、どんな株を手に入れたかで、大部分が決まってしまうことです。失敗したら、やり直せばよいのですが、ストレリチアは気がつくまで何年かかってしまいます。私は、よくいいます。

「一生の不作にしないでください」

と。こんな例が起きやすいのは、工場の大量生産品と混同するからです。ストレリチアは、未だ、自然の生物として、個々に独立して生きていますから、入手に当っては選ばなければならないのです。この選び方次第で後の成果が決まってしまいます。間違って手に入れても、

「私が面倒をみて、よくしてみせます」

 と言う人もいますが、生物は遺伝に従って生きていますから変えることは出来ません。或る人から電話がありました。

「南房総は遠くて行ってられません。私は近くの売店の品で十分です」と。良いの、悪いのはストレリチアの側の責任ではありません。どんな品を選んだかは選び手にあるのです。どんな品を持つかはその人自身を表現してしまうようです。