以前の章で世界でのストレリチアがどう評価されているかを述べました。第一位は南アフリカで、第二位が日本です。南アフリカは故郷ですから当然なのですが、それだけにストレリチアの本質がよく理解出来ているからです。日本については、よくわかりませんが民族的な好みがあるのかも知れません。他の国々でも好まれているのは変わりません。ただ、本格的に栽培をしようとの意欲の問題ではないかと思うのです。
花、そのものは、いくら評価が高くても、単位面積当たりの生産量が低くては割に合わないのです。改良されない古くからのストレリチアでは低い評価をされても仕方がないほど採花本数が少ないのです。
この点が改良されて十分な量の花が採取出来るようになれば栽培は盛んになるでしょう。何しろ、需要はいくらでもあるのですから。単位面積あたりの日光の量に対するストレリチアの光合成は十分だと私は思っています。それなのに花が少なかったのは、作られた養分の多くが必要以上に生命維持に回されていたからではないでしょうか。自然でならともかく、人工栽培では、多くの養分は必要なく、それを花に振り分けるのは困難ではないとみています。
この仕事は遺伝が関わってきますから、品種改良でなされなければなりません。でも、今までの経過からみれば、そんなに難しいことではないのです。
私の心配は、これが、あまりにも調子良く進むと生産過剰を引き起し、酷いことになってしまうことです。ですから、あまり、大きな声では叫ばない程度にしておきます。
