ストレリチア秘話No.1069 望みのストレリチアが手にできる時代がやってきます

 長い間、私たちは、ストレリチアを変えることなどはとんでもない、あるがままを後生大事に扱うことしか出来ませんでした。しかし、時代は変わってきているのです。以前の章で紹介した二人の女性は、ストレリチアが変化しているのを、いち早く発見し、それを入手することが出来るのを実現した人たちなのです。

 生物の形質は遺伝子によって形成されています。遺伝子の活動範囲内でしたら、どんなこだってやってのけることが可能なのです。とはいえ、何でも出来るわけではなく、やってみなければ分らないことが多いのですが。これからのストレリチアに望むことをあげてみましょう。

1, 活動範囲を広げるには、もっとコンパクトな花が欲しいストレリチアの花は、大きく、重厚で、堂々とした姿を生かした用途に使われています。それはそれで良いのですが、もっと広げるには、小さく、使い易い花も欲しいのです。しかし、現状では、この条件に合う品種は存在していません。作出しなければならないのです。花茎の長さは1メートル、苞は10cm前後だったら、好まれること間違いない、と思います。今までの数多くの個体の中からは発見出来なかったのですから、容易なことではないでしょうが、これは育種家の仕事です。

2, 今までになかったストレリチアの出現

 未だ、姿を表わしていない話ですから、具体例を説明することは出来ません。でも、全然、ないこともないのです。

このような時代に来ていることを感じているのですが、ことは『遺伝子の発現」、場合によっては「変異」にかかっています。