今まで起きた植物ブームを振り返ってみますと、それぞれに共通する条件があることに気づかされます。私が心配するのは、近頃のストレリチアが、その条件を身につけ始めたかちなのです。それは或る植物が神秘性が強調されるようになり、それに参入することが金儲けに繋がるとの考え方がでてくることにあります。そうなると、その植物が好きだからではなく、経済的な目的が優先する人々が参入してきて膨れ上がることが起きてくるのです。そうなると、今まで純粋に植物を愛してきた人々も経済的価値に無縁でいられなくなって騒ぎに参入してしまいます。後はブームの生長を待つだけとなってしまうのです。
こだわりが膨らんで生長するためには、次々に新品種が登場してくれなければなりません。単調な植物では、すぐに限界がきてしまいますから資格がないのです。神秘性の上に複雑性が求められるのです。こうなってくると、前に述べた「現実派」は神秘性を持たないのですから利用される側に回されてしまいます。
古いストレリチアの時代は条件に不足がありましたから、参加の資格には欠けていましたが。近頃のストレリチア生長してきていますから心配なのです。スターになるのは悪いことではないでしょうが、いいことばかりではありません。オランダは、その後、球根王国として発展しましたが、他の植物の中には、流行が終わった後、飽きられて一流には戻れないのもあるからです。
