ストレリチアの花の品質について述べたことは滅多にありません。このことが厳密に知れ渡ると困る人もいるかも知れません。生まれつきの細い系統もあるからです。
ストレリチアの切り花が長持ちする、というのは一般の評価ですが、実は、それは優れた品質の花についてのことであって、花保ちは品質によって大きな開きがあります。
ストレリチアの花の理想は「丸々と太った」なのです。理由は簡単なことです。花(蕾)を包んだ部分ですから、苞が太ければ太いほど多く入っていることを意味します。つまり、株の栄養状態を表現しているのです。最初の一輪開花の時は、まだ、いっぱい残っていますから太いのですが、次々に開花で出てゆくにつれ、痩せ細ってきます。
始めから痩せ細った栄養失調のは細く、花は2,3輪しか入っていません。苞の太さが中の花の数を表わすのですから花保ちの長さを決めてしまうのです。これが切り花選別時の重大条件となります。
「丸々と太った苞」これこそが本来のストレリチアの花なのです。
