花にも色々あります。気楽に扱える花、これは多いですね。でも、中には豪華で華やかなために、時と場所を選ばなければならない花もあります。ストレリチアも、どちらかといえば緊張した気分でないと扱えない花です。それを一般の人々は、値段の高い花ですからね!と表現しています。
普通の花が丸く、360度、どの向きでも使えて、どんな要求でも受け入れますよ、と言う姿勢に対して。直線で構成された形が一つの方向を示して、使い方まで指示しているのがストレリチアなのです。これでは、きっぱりと態度を決めて目的を持たない限り、使うわけにはいきません。ストレリチアを使うことは自分を表現することになってしまうのです。それには、適当な時と場所でなければなりません。それに、細身の姿は生け方に或る程度の技術まで要求されます。軽い気分で手にするわけにはいかない高度な花なのです。
この花を渡されると、大抵の人が緊張した気分になるようです。それこそがストレリチアなんですね。もう、こうなると、先祖返りや平均回帰した普通の花であろうが、吸い込まれるような美しさの優秀品種であろうが、お構いなし。ストレリチアの花の独壇場です。
