物事を理解するには例え話が有効です。ストレリチアを知るのは簡単なことではありませんから、似たような存在を借りれば、わかりやすくなることでしょう。それには、動物の中でも利口さが知られ、人との関係も長い馬がぴったりです。
馬といっても最高の扱いをされている競走馬から農耕馬まで、いろいろありますが、よく知られているサラブレッドがストレリチアと比較するのに向いています。両者はよく似ていて共通点が多いからです。でも、大きな違いもあります。それは金額の差です。とても問題になりませんので恥ずかしいほどですが、これは人間社会の評価ですから仕方ありません。
誕生の経緯でも名馬、名花は同じような経過を辿ります。交配には世に知られた名馬、名品が慎重に選ばれます。性能の発揮には遺伝が大きく関わるので親の選定は重要なのです。経費がどれだけかかろうとも問題ではありません。両者には額の違いはあっても考え方は同じです。その後の誕生、調練、デビューと進むわけですが両者は似たようなものです。
このようにして名馬、名花が誕生してくるのですが、冷静に考えれば不思議なのです。
これらはタダの動物、植物の扱いではないのです。最初からオーラに包まれてしまっているのです。それらが優れていることは間違いありませんが、でも、経緯からみても人の期待が産みだしたとさえ、いってもよいほどです。
このような事情から得た教訓は、サラブレッドをタダの馬、ストレリチアをタダの草と考え、扱っている人の間では、こんなことは起こらないだろう、ということです。
