ストレリチア秘話No.1127 ストレリチア栽培技術の奥深さ

 私の所のストレリチアは全体で2000本は越えるでしょう。それらは皆、おなじ栽培法を受けています。だったら、全部が同じ育ち方をしているかと言えば、実態はそうではありません。夫々、バラバラなのです。完璧に育っていて、我ながらよく出来ている、と胸が張れるのは多くはなく、大部分が普通ですが、中には不満足な育ちで、いったいどうしたんだと自信を失うようなものまであります。

 厳密にいえば、栽培技術が至らないからだに尽きるでしょう。植物を育てることは簡単なことではありませんから、その奥が深いのはわかっているつもりなのですが、思うようにはなりません。初心者からみれば、最高技術を駆使しているかのように見えるでしょうが本人は納得していないのです。最高の出来を示しているのがあるのだから、それが、もっと多くて当然ではないかと不満が消えません。相手は生き物ですから、全部が揃って同じ反応はしないのはわかっているつもりです。でも・・・・が続きます。やっぱり、奥が深いのですね。

 それに加えて、もっと低いレベルの不満もあります。これはストレリチアの本性なので何十年経験してもなじめません。どうにもならない頑固さです。大部分は捨ててしまうのですが一部は、まだ残してあります。何年経っても、大して大きくもならず、花も出ないのです。

 昔は珍しいことではなかったのですが、現在では反応が良くなった改良種が、直ぐ脇にあるのですから比較されてしまうのです。捨てるに捨てられず、困っています。何しろ、その欠点がストレリチアらしさを表わしているのですから。

 ベテランでも思うようにならないことは、いっぱいあるんです。その愚痴を述べました。