前章を読み返して思いました。この解説は表面しか語っていないのではないかと。そこで、もっと深く考えてみることにしました。それはサラブレットの名馬やストレリチアの名品と普通馬、普通品種とは、扱う人によっての違いが、大きく、かけ離れているので、それこそが大事な点なのではないか、といううことです。
馬は利口だと書きました。その利口さが何を引き起すかなのです。所有者の馬主ではなく、直接、面倒を見る人と馬との間の信頼関係を指しています。この両者が強い絆で結ばれている限り、すべて順調に動いてゆくのですが、そうでない場合は、折角の才能も生かされずに終わってしまうことでしょう。
そこで言頼関係で結ばれた馬と人は、今まで考えられなかったようなことまで、やってのけてしまうのです。ストレリチアは馬ほど利口ではありません。それでも現状維持に終わることなく、発展の可能性を持っているはずです。その道を開いてやるのが人でしょう。それを初めからあきらめてしまう現実派では情けないのです。根本はこの気迫の差にあると見ています。これなら違いが起きるのも当然でしょう。
