原始林、自然林では、長い年月の間に構成された林内環境のきびしい提があり、それに反することは出来ません。植物は自分勝手に思うままに生きることは許されず、お互いに譲り合って生きています。突出しようとするのが出ても、制裁が加えられますから、いつも安定しているのです
ところが私たちの栽培場は自然が破壊された後に出来た空白な環境ですから規制がなにもありません。害虫や病原菌でも思う存分、活動できるのです。これでは植物も、たまったものではありません。そこで守ろうとするのが栽培です。それでも、虫や菌にも生きる権利がありますから簡単ではありません。時には戦いにまで発展してしまうのです。つまり、放置しておいたのでは被害を受ける側に立たされれてしまいます。言葉を変えれば、植物を栽培するとは、この戦場に身を投じることを意味するのです。
大げさな表現をしてしまいましたが、植物と共に生きるとは、生物同士の争いに加わることです。これが嫌だ、と言う人もいるかもしれません。でも、どこの、何の分野へいってもしがらみは付いて回ります。私には植物を相手にするのが1番、向いているのだと思っています。他の雑事には耐えられませんが植物相手なら何とかなりそうなのです。
