ゴールド、クレストの片親「ゴールドA」が、今年は花を多く出してきて、「ああ、やっぱり、優れた性能だったんだ」と見直しています。それを知らなかったわけではありません。
優秀だからこそ使ってきたのです。でも、それは以前のことで、近頃は、余り高い評価ををけていませんでした。早くからの品種ですから長い間に数も増え、置き場に困って外に置いたので、寒さで凍って、今度は減ってしまったのです。やはり、大切にしなければ、と扱いを変えました。それが回復して、本来の力を発揮し始めたのです。
お金がないから高い品種が買えないと嘆いている人、いませんか。上り坂の頂上で、皆が欲しがるために高価になっているので手が出ない、のだったら仕方ありませんが、それさえも、安く買えた時代もあったはずです。それには、状況に左右されないで、良いものを見抜く目と、チャンスを逃さない度胸が必要でしょう。それなくして頂いても始まりません。
名品と持主とは[切っても、切れない縁で結ばれれている]と考えべきです。嘆いてばかりの人を“幸運の女神”は好きでないのです。
2年前、こんな出来事がありました。初めてのお客さんではありません。釣りに来た帰りだといって、知人に配るため10鉢、まとめ買いをしたのです。丁度、寒さ被害から回復途中の「ゴールド A」を、まだ、花が出ていなくても品が良ければ良い。と選んだのです。
貰った人たちは今頃は驚いていることでしょう。草型はコンパクトで花立ち良く、花は優秀花です。でも、まさか、それがストレリチアの優秀品種とまでは知らないでしょう。私としても仕立てが途中のせいもあって安く提供したのです。10鉢ですから。現在の価格では、とても、こんなことは起きないでしょう。
