私の所へは年間を通じて相当な数のお客さんがみえます。でも、優秀品でなければ、と言う人は3人ぐらいでしょうか。持って帰る人です。欲しいと思う人は、もっと大勢いても最終には手が出なくてあきらめてしまいます。私の側から見ても、仕方ないな、と思うのです。優れた品はわずかしかありませんから、それで何とかバランスが取れているのですから。
では。何故、優秀品種が数少ないのでしょうか、その訳を聞いてみることにしましょう。
大抵の優秀品種は交配、実生の中から生まれてきます。その表れ方の評価が統計学でいう正規分布に従っているのです。ベル曲線で釣り鐘状に分布するグラフで表わされます。学校の成績。+5から-1までの5段階評価のあれです。相対評価ですから、そのグループが対象で、違う集団とは比べられません。ストレリチアでいえば、交配親が違えば現れ方も違ってくるのです。
優秀品種は+5ですが時と場合で違いますが、全体の5~10%位を取ることが多いでしょう。私は★★★★★星で約3%、超優秀品種となると、1%未満の厳しい評価をしています。測定ですから人によって幅があるのです。
この否応もない厳しい評価を潜り抜けてくるのです。生半可な対応をするわけにはいかないでしょう。
ベル曲線の中央は+3で最も数が多い部分です。いくら親が良くても、子供すべてに伝わるわけではありません。自然は大きな変化は望まず、平均回帰で安定したがるようです。それだけでなく−1や−2の先祖返りといいたくなるようなのまで出てきますから厄介なのです。
