1999年7月、第6回の南アフリカ訪問の時のことです。ポートエリザベスから約 100km、内陸の農園を訪ねました。サンゴアロエの種子を注文したかったのです。そこの主人である老婦人が、
「アロエアフリカーナをご希望ですか?」
と尋ねるのです。私の望みは、その辺りに無数に生えているサンゴアロエですが、どこにも有り過ぎて値打ちが感じられないのに、アロエ アフリカーナは数が少なく貴重に思えたのでしょう。
そこで私はサンゴアロエの種子が出来たら送ってくれるよう依頼し、日本円にして2万円と送料を渡しました。すると老婦人は大喜びで、このお金で、あの子達に衣服が買ってやれます。
というのです。いつの間にか黒人の子供達が数人、ついてきていたのです。オランダ系の人たちは人種差別が激しいと聞いていたのですが、こんな面倒見のいい人もいるんだと改めて知り、私自身も善行をしたような気分になれました。子供達の衣服は汚れた粗末まものでしたから、きっと大喜びしたことでしょう。
この日はストレリチには関係ありませんでしたが、自生地巡りをしていると、色々なことが起きるものです。
