私の栽培場では一部分、地植えが残っています。元はガラス温室だったのですが、台風で飛ばされ、仕方なく、そのままにしているのです。そのため、栽培法に大きな違いがありました。1番は寒さ対策ですが、今回は別の問題を取り上げましょう。それは水やりです。
温室栽培の時は、雨が当りませんから、ホースで水やりをしていました。地植えですから回数は少なくても一年に何回かはやらなければなりません。これが結構、面倒な作業だったのです。何しろ、鉢植えと違って大量の土ですから、水やりには長い時間がかかっていました。
それが現在では雨任せですから、全然、必要がありません。これは楽になったと思ったのは束のの間でした。雨水が十分過ぎて雑草が繁茂してきたのです。この草取り作業は一回や二回ですみませんから、結局、かかる手間に違いがないことがわかりました。
ストレリチアは乾燥地帯の植物ですから、普通の状態では、土の表面は、いつも乾いていて、雑草などは生えられません。余分な草に邪魔されないのが普通なのです。それなのに我が国の雨量 1500mmは雑草天国の環境といえます。つまり、簡単に言えば、ストレリチアにとっては水が多すぎるのです。これは迷惑だといってよいでしょう。少しぐらい多くても平気ですが雑草には好適なのが困ります。雑草にも生きる権利はあるでしょうが迷惑なのは確かです。除草剤はお薦めできません。ストレリチアに悪い影響はありますし、また、スギナやドクダミのように地下茎で殖える草はビクともしません。強いのです。
ストレリチアを庭へ植えるには盛り土して乾かしたほうがいいですよ、とお薦めするのは、ストレリチアの生理的問題ばかりではなく、雑草対策でもあるのです。
