世界には、どのくらいいますか?との質問を受けることがあります。これは、なかなか難しく、簡単ではありません。南アフリカはストレリチアの本家ですから、或る程度の関わりのある人々は、植物園、各自治体の公園管理者、ナーセリーの当事者にいますが、それもストレリチアだけに関わっているわけではなく、一部分だけの存在です。僅か一人だけ、ボートエリザベス大学 植物学教授のファンダフェンター教授だけは別格で、ストレリチアがテーマの論文で博士号を受けた人です。あと一人は園芸上を担当する日本の鈴木ぐらいのものでしょう。教授も高齢で引退してしまいました。近頃はダーバンの大学の先生で、研究者が現われたようですが、ストレリチアの学術面での自生が研究対象らしいのですが、自生地の調査なら、フェンター教授が殆ど成し遂げ、残ったコウダータは鈴木が手がけましたので、今更、何をやろうとしているのか、よく分かりません。
日本にだって、何人もいることでしょうが、ストレリチアが専門です、といえるには、それなりの実績と評価が必要とされますから、簡単なことではないでしょう。尤も、公的な資格ではありませんから、試験など有るはずもなく、自称するなら何の支障もありません。