ストレリチア秘話No.460 ストレリチア入手に気を使う時代がくるのだろうか?

 或る植物の本を読んでいて、本当に、そんなことってあるのだろうか、と少々、心配になってきました。それによると、植物も学習するらしい、しかも、記憶が持続する、と、光線の強弱、培養土の肥沃さ、その他の条件を変えての実験の結果を報じています。勿論、植物の種類によっても、或いは、個体差もあることでしょう。いったい、ストレリチアはどうなんだろう、と、気になること、しきりです。以下の話は、まだ、架空の物語と思って読んでください。

今までストレリチアは、どれも白紙の状態で入手し、それが、よくなるか、どうかは栽培主に全責任があると思われてきました。ところが、この説によれば、生まれたての幼苗は別として、何年か育てられた植物は、その間、様々な教育を受けて学習してきているから白紙状態ではない。栽培主の責任は、入手以後のことになる、らしいのです。ストレリチア入手を人間世界に例えると、入学試験、入社試験で選抜しないと、望みの人物は得られない。に似てきます。無闇、やたらでは、そうはならない、ということになってしまうということです。ストレリチアの入手に当たっては、それが、どこで、どんな育てられ方をしたかを知らなくてはならない。例えはよくないのですが、人間の場合、今まで、どんな教育を受けたか、出身校はどこか、問題にされるのに似てきます。

 こんな世の中が、そうそう、来るとは思えませんが、まんざら、当っていないとも限りません。まあ、しばらく様子を見ていましょう。