今年の我が家は珍しくストレリチアの花盛りです。花が多かっただけではありません。いつもだったら咲いた花は、直ぐに切られて、どこかへ配布されてしまうのに、今年に限って、すべて交配されて生き残っているのです。
こう、賑やかに咲き揃ってみると、今まで気づかなかった我が家の特徴が判然として現れているのに驚かされます。簡単にいえば、苞の赤い集団で埋め尽くされて、ストレリチアの黄色やオレンジ色よりは赤い色の方が断然、勝っているのです。
この理由は簡単です。この色を目指して改良し、選んできたわけですから当然といえるでしょう。ストレリチアとはいえ、千差万別ですから、どのような系統を寄せ集めたかで雰囲気は変ってしまいます。それに気がついたと言うことなのです。
ストレリチアだからとて、そう単純なものではありません。扱う人次第で大きく変るのです。私のところが理想だと言うつもりはありません。人、それぞれの個性が新たな表現をしてゆけばよいのです。
