初夏の毎日は雑草の繁茂に追われます。植物の生育に最も適した季節だからでしょう。
では、ストレリチアもいっしょに育っているでしょうか。それが違うのです。他の植物がどうあろうと無関係。いつもと変わりないペースで育っています。
自生地の厳しい環境の中では、強風にさらされ、病気や虫の被害から身を守らなくてはなりません。柔らかくなど育っていられないのです。このようにして、ゆっくりとしたペースで固く、締まって育つのです。繁茂するのは雑草に任せて「我が道を行く」これがストレリチアの生き方なのです。
このように夏でありながら目立つほどの生育ぶりをみせないストレリチアですが、初秋になって初めて驚く程、育っていたことを知らされます。特に若い株にお多いようです。とにかく、一年を通じて、驚く程の生長ぶりを見せないのがストレリチアなのです。
