ストレリチア秘話No.766 ストレリチアの古い葉は切り捨てる虫対策でもあるのです

 私のところではストレリチアの害虫で一番、困るのがカイガラ虫です。以前は殺虫剤を噴霧していましたが、絶滅したと思っても、じきに卵が孵化してきて元通りでキリがなく、今では、お手上げ状態です。見つけ次第,爪で掻き落とす程度ですが、それでも薬剤散布時代と大して変わりがありません。気を付けているのは大量に住み着く古い葉を切り落とすことです。

 ストレリチアは次々に新しい葉が出ますから、虫も移動が遅れるのです。そこで大量に住み着いている古い葉を切り落として対抗している訳なのです。ストレリチアも古い葉は大した働きは為ていないらしく、一条当たり片側3枚あれば十分で、支障はないようです。

 カイガラ虫は成虫になると足を失うので、どこに捨てられようと、もう移動することが出来ません。葉を切り離してしまえば、どこに捨てても、もう活動は出来なくなるのです。こんなことでは完璧とはいえませんが。薬剤散布の時代と比べてもっそう。手が掛かるわけでもありません。それにしても古い葉が切り落とされ、スッキリした姿になるのは満更でもありません

 これは蛇足な話で何の役にも立ちませんが、カイガラ虫にも好みがあるらしく、花芽には多くつきます。どうやら甘いらしいのです。