2024年の春から夏の成長期は特別で、ストレリチアの生長は例年を遙かに越える育ちぶりを見せてくれました。原因はわかっています。例年以上に雨が多かったからです。このことが教えてくれるのは、「ストレリチアも雨が好きだ」と言うことです。
「ストレリチアは乾燥気味に育てるのが良い」というのは基本的な原則であって、水、そのもが嫌いなわけではないのです。多すぎるのを嫌う、ということだけなのです。レギーネ自生地の年間降水量は500㎜ですが、これは生態的必要量であって、私の想像では1000㎜程度を望んでいるのではないかと思っています。我が国、日本の本州での 1500mmから1800mmは、少々、多過ぎますが、これは地植えの場合であって、鉢植えでは不足なのです。雨任せにするなら、3000mぐらいが必要になるでしょう。
とにかく、今年は十分な雨に恵まれたのでストレリチアも良く育っているようです。でも、これから夏の終わりに台風が多いと、やや、育ち過ぎの感じがしないでもありません。自生地の気象条件からは離れすぎるのです。
何はともあれ、水やりの回数が少なくて助かりました。何しる、雨は私よりも仕事が完璧なのですから。
