このテーマは、あまり、あからさまには表現がはばかられるのですが、陰には存在していることなので、仕方なくふれてみることとします。
これは鉢植えよりは、先ず、庭園の地植えから始まってくるとみています。今のところはストレリチアは地植えが可能か、どうかが最大の問題になっていますが、そろそろ、少々、手を加えれば難しいことではない段階に来ているようです。
贅沢な庭園づくりは昔からあり、現在も名園として注目されているのが少なくありません。芸術作品としても評価されるのですから、奥が深いこと、この上もありません。それにしても、ストレリチアが加わるのは、もっと下のレベルで一般の庭園になるでしょう。それでも多くの人目にさらされるのですから、手がける方は真剣にならざるをえません。庭石や植木に凝るのは今、始まったことではありませんから、デザインから材料に至るまで工夫を凝らすことになります。
現在までは太平洋岸の住宅地で少し始まったばかりで、ストレリチアの選び方も、まだ、ほどほどですが、多くなってくれば競争が起きてくるのは避けられません。ありふれた普通のストレリチアを数多く並べたところで芸がないことです。普段は見ることが出来ない優れた優秀品種に出会えれば感激ひとしおのことでしょう。このような個性豊かな庭園が生まれてくることを期待しています。
世界でも、未だ、お手本になるようなストレリチア中心の庭園は出来ていないのです。それが日本に生まれることを願っています。
