4,下司(げす)な態度は禁物です
私にしてみれば、ストレリチアは相応に、大切に扱ってもらいたいと思っています。
そのために、相応しい人物に引き取ってもらいたいのです。お金と物の交換だけと思っていないのです。それなのに、安く買えればいいんだ、という態度では困ります。人の性格までは変えられないでしょうが、少なくとも買う表情にまで表われるようではいいことはありません。
5,孤立した栽培は情報不足になりがちです
ストレリチアは会の組織がありませんから、愛好家は孤立が多く、結果として一般情勢の知識が不足がちになります。これでは進歩がありません。同じ栽培家との交流が必要です。同じレベルでなくても良いのです。きっと、幅広い情報に目が開かれます。
6,「一見げんさん』を早く卒業することです
一見のお客では、なかなか、高度な、或いは最新の情報は教えてもらえません。高い希望を持つほど、これは重要なことです。それほどストレリチアは情報入手が簡単ではないのです。最新の事柄を話してくれるようになれば、一人前扱いになったと思えば良いでしょう。何事も段階を踏むことが求められます。
7,「師」を持たなければ一人前になるのは難しいのです
これは決して昔風の意味ではありません。現代は情報社会です。有益な情報を授けてくれるのが現代の「師」なのです。氾濫する大量の情報の中から必要なものだけを探すのは自分一人の手には余ります。ましてストレリチアの専門的な内容となったらお手上げです。これが出来ないために遅れてしまった人を何人もみてきました。師の大切さは昔も今も変らないのです。わずかな知識で天狗になれるほどストレリチアは甘くありません。“秘話”の読者なら、そろそろ分ってきた頃と思います。
