2024年6月下旬、雨が続いたためにストレリチアの新芽が柔らかく、色も極く薄いで伸びすぎています。中には自分の重みに耐えられず、曲ってしまうのも出てくるほどです。
こんな現象は、ここ2、3年来のことで、今まで、こんなことはなかったのです。全部のストレリチアのことではなく、最新品種のジャンセアゴールドだけに起きているのです。この品種は、それだけ育ちがいいということなのです。今までも小苗では起きても、ストレリチア成株では余程のことがない限り、見ることはなかったのです。人工では無く、自然の雨がやったことですから、止めるわけにはいきません。
栽培の理想は中庸が望まれますが、なかなか、そうもいかず、過剰か、不足かに偏ってしまいます。ストレリチアは不足には耐えてくれますが、過剰には弱いのです。不足に耐えなければならない環境に生きてきたからでしょう。水や肥料のやり過ぎ、温度の不足、病害虫の発生と原因は数多くありますが、育ち過ぎは強い日光で抑えられますから、日当たりの良い場所へ移すことです。育ちの良いのは悪いことではありませんから喜ぶべきでしょう。
そろそろ、花芽が顔を出してくる季節で楽しみが多くなってきます。ただし、過剰な面倒が多い季節なので要注意です。
