今は真夏の7月でストレリチアは生育盛んな季節です。それでも株の年齢によって一日に育つ長さに差があります。成株で5mm若い苗では10mmも伸びますが、発芽したばかりの幼苗は力がなくて2mmがやっとです。それなのに寒い冬では一日1mm伸びるのがやっとの状態で生育が停まってしまったかのような感じだったのに、あきれるほどの違いです。
このようにストレリチアは、季節によって10倍近い育ちの開きがあるのです。冬の様子を見慣れた目から見れば、夏の育ちには、驚くほどです。
このことからいえるのは、ストレリチアを早く大きく育てるには、夏にこそ全力を注ぐべきだと言うことが、良く分ります。勿論、それに合せて肥料も多めにしますが、こちらは窒素分が多いと葉が繁りすぎますから、後から締める必要も出てきます。
生育旺盛な季節は、毎日の変化がありますから、観察が楽しみです。花の季節とは違った喜びが味わえます。変化が少なくて困るストレリチアも、この季節だけは普通の植物並みになるのですから。
